細かいことが得意。
器用な手先を活かして、
綿密な作業で住まいを支える
専門家。
島田台営業所
業務部 加工チーム
入社21年目 保坂さん
工業高校の電気科を卒業しています。卒業後は、とくにやりたいこともなかったので、電気店でアルバイトをしていましたが、20歳を過ぎたころには、“そろそろちゃんとした会社で正社員として働きたい”と考えていました。
ちょうど「手先が器用なので向いているのではないか」と、知人から秋山木材の加工の仕事を紹介されて、興味を持ったのがきっかけです。昔から細かい作業が得意だったので、畑違いの建築業界でしたが、自分に向いていると思い入社しました。
入社当時は車方の加工センターで、セットアップと呼ばれる、注文をうけた木材を揃えてプレカット工場へ出す前の作業をおこなう仕事をしていましたが、加工チームの社員の一人が別の部署に異動することになったので、加工に移ってほしいと言われ、現在の業務に変わりました。
長い木材を切る。というようなことは機械でやりますが、鴨居や敷居に溝を掘ったりするなど、主に建具まわりや、造作物などの細かい部分は、ほぼ手作業でおこないます。
それが加工の仕事です。大工さんのようにノミを使うこともたまにあります。
細かい作業が多いので、自分には合っているなと思いますが、あまりにも細かい注文も多く、手間や時間がいくらでもかけられてしまうため、仕事がなかなか終わらなくなったりもしました。
最初の頃は、「とにかく細かく、もうちょっと、もうちょっと」と、いつまでもやっていたので、上司から「いつまでかかるの?」などと言われることもありましたが、経験を積んだ今では、「これ以上細かくやってもダメだな」とか、「もうこの辺でいいだろう」という切り上げ時がわかるようになりました。
現在はチーフという立場で、注文を受けたものを、頼まれた寸法どおりに作れる材料を多くの木材の中から選定するのも仕事のひとつです。
同じ寸法や同じかたち、という注文がひとつとしてないので、多くの見積りをその都度作成して、営業担当に伝えることも日々の業務です。
おかげさまで注文が途絶えることがありませんので、毎日とても忙しく、島田台の加工センターから出ることもあまりありません。
営業との連携はもちろんですが、コミュニケーションすることがもっとも多いのは、大工さんたちです。材料の相談をしたり、図面を見ながら加工方法や細かい仕事をお願いしたりしています。
一日中ここで木と向き合っている、一日中じゅう木を見ている。そんな毎日です。
加工の仕事は自分の手で作品をつくりあげる感じに似ているので、ものづくりが好きな人にも向いていると思います。
自分が手掛けた木材が家のどこに使われるのか、“この材料はきっとこんなふうに使うんだろうな”ということはイメージしますが、実際に建てた家を見に行くということはないので、完成形はわかりませんが、自分がこの仕事を一生懸命やって上手くできたときには、とても達成感があります。自己満足かもしれませんが、やりがいのある仕事です。
新築だけでなく、リフォームの注文も多いので、どの材料をどう使うかと考えたり、見積りを作ったり、細かい作業を大工さんにお願いしたり、それぞれの家ごとに間取りや内装が全部違うので、次から次へと仕事がありますが、忙しい割には休みもちゃんととれるので、ONとOFFの区別もできています。
自分が20年も同じ会社で働き続けられたのは、自分にあった仕事だったということもありますが、職場に嫌な人がいないとか、偉そうにする上司がいないとか、人間関係の良さが、働きやすさにも繋がっているからだろうと感じています。
どんな注文も「できます。」と答えられるように、まだやったことのない加工にもチャレンジしていきたいです。
どんどんいろいろな加工をやって、もっと技術力をあげていきたいと思っています。
リフォームの注文にももっと応えられるような人員体制や設備の強化も必要かもしれません。
特に、大工さんがやっているような細かい仕事は、手先が器用であっても一日や二日で覚えられるというものではありませんので、早めに職人技を継承してもらって、次の世代を育てていくことも優先度の高い課題だと感じています。
島田台営業所での加工の仕事は、木材を材料として単に売るだけでなく、そこに付加価値を付ける仕事です。家を建てたり、リフォームをする際に、既存のものが合わなければこちらにそれを作ってほしいと注文が来る。一つひとつ丁寧に加工が施されたものは、住まいのさまざまなところで使われて、家づくりになくてはならない仕事だと言えます。自分の加工の技術が上達する嬉しさや、上手くいったときの達成感もあります。加工の注文が増えるということは会社の売り上げにも貢献できているということなので、やりがいのある仕事です。
「ここなら人として
成長できるのではないか」
と思ったことが入社の決め手
CADセンター
入社3年目 松井さん
専門学校生のときにCADの授業を受けてCADオペレーターに興味をもちました。
秋山木材にはCADの仕事があると知って会社説明会に参加したところ、社長の大らかな人柄に、飾らない方だなという印象を受けました。
出迎えてくださるみなさんの快い挨拶や、見送りの際には気軽に話しかけてくださる方がいるなど、ただ説明会に来ただけの学生なのに、とても気配りをしてくださっているなと感じました。
会社全体の雰囲気が堅苦しくなく、 “もしここで働けたら人として成長できるのではないか”と感じ、秋山木材に入社しようと決めました。
入社して3年目になりますが、あのとき想像したあたたかい雰囲気は今もそのままだし、
ちょくちょく飲みに連れて行ってくれたりもしますが、「今どんなふう?悩みはない?」と、先輩方にはいろいろ気を遣ってもらっているなと感じています。
現在はCADオペレーターという仕事をしています。
主に戸建ての物件ですが、工務店さんから受け取った平面の図面に、梁や柱などの構造を入力して、プレカット伏図や見積りを作成するのが日々の業務です。
お施主様のご要望に添いながらさらに細かい部分を工務店さんの設計の方と打ち合わせして、最終的には完成した図面をもとにプレカット工場に加工の依頼をしたり、搬入や材料の手配をおこなっています。
パソコンに向かって一人で黙々と作業をすることが多いので根気のいる仕事ですが、CADオペレーターだからこそ身につけられるスキルや得られる知識があると思います。細かい作業が好きな人に向いているかもしれません。
社内で業務のことを主に話すのは営業部の人です。構造上のことで工務店さんに確認してほしいことや、質問など、お願い事項もあったりしますが、業務がなるべく円滑に進むようにコミュニケーションするよう心がけています。
想像していたよりも大変で責任のある仕事だと感じました。
戸建ての仕事は先輩の力を借りながらもなんとかやれるようになってきましたが、アパートや郵便局などの特殊な物件に取り組むときには、まだ難しくて時間もかかってしまいます。
先輩にもたくさん相談しながらになって大変ですが、大変な分、建物が無事に完成したという報告を受けると、とても達成感を感じます。
実際に建物を見に行くと、柱はこんな感じで置いたなとか、梁などはこんな感じで組んだなとかが目に見えてわかるので、自分の仕事がかたちになったという実感がわきます。
CADセンターでの仕事は覚えることがすごく多いので、まだ三年というよりは、やっと三年という感じです。
入力しているときに、以前もやったなということもありますが、同じ条件だと感じていても、この場合はこのようにと、ひとつひとつ異なっています。
その局面にならないと出てこないことも多いので、仕事に慣れて単純作業になるということはなく、毎回毎回あたらしいことを覚えて知識がどんどん増えていくと感じています。
今はCADオペレーターとしての仕事をもっとやれるようにスキルアップしていきたいと思っています。木材の知識ももっとつけていきたいと思っていますが、2、3年のうちには二級建築士の資格がとれるように勉強を始めたいです。法律の改正にあわせて変わっていくことも多いし、資格をもつことで、構造計算なども依頼してもらえるようになれば、自分の強みになると思います。
希望の部署に配属してもらい、やりたかった仕事ができているので、会社に対する不満はありません。これからは仕事面だけでなく、プライベートも充実させて、ひとりの人間として成長できるように頑張っていきたいと思っています。
秋山木材の人のあたたかさは他の会社よりあると思います。会社にいい人たちがいると生活しやすいと感じます。環境がいいので今のところストレスを感じることもありませんが、もしストレスを抱えても相談にのってくれたり、ストレス解消のために飲みに連れて行ってくれたりしてもらえると思います。会社の中心になるような人がそういう感じなのがとてもありがたいです。嫌な人がひとりもいないので、人間関係で困ったことは今のところありません。先輩からされて嬉しかったことがたくさんあるので、自分も後輩にしてあげられるような人になっていきたいと思っています。
学生のみなさんは社会にでることに色々と不安もあると思いますが、自分に合った仕事を見つけるためにいろいろな仕事について調べたり見学したりして、将来を見据えて、悔いのない選択ができるように頑張ってください。
全社員をサポートしながら、
さらに働きやすい職場を目指して
改革に挑む。
管理本部 事業推進室
入社10年目 伊原さん
元高校の商業科教員で、簿記や情報処理を教えていました。
秋山木材を知ったきっかけは知人の紹介でした。
経理の欠員がでるのでどうかと打診されたタイミングが、ちょうど教員以外の仕事にも興味を持ち始めていたときでしたので、転職というかたちで入社して現在10年目を迎えています。
入った当初は経理業務を担当していましたが、産休育休を経て、現在は勤怠などの労務管理や配送伝票の入力、新入研修のオリエンテーションの予定を組むなど、人事にかかわる事務手続き全般をサポートしています。
ほかにもWebサイトやSNSの更新など、より広範囲な業務を担当しています。
管理本部は社内の各部署との橋渡しや調整役でもあるので、いろいろな人と話ができて楽しいです。
ほかの部署の上役にお願いしなければならないことなどもありますが、必然的に、話し方に気を付けたり、どのように話せば良いかと考えたり、ミスをしてしまったときには、対応の仕方やどのように謝るかなど、日常業務の中で一社会人としても学べることがたくさんあり、とてもありがたいなと感じています。
事務的な業務においては、社内全員に周知したい事などは、丁寧な説明や資料が必要になることがほとんどで、伝えることの難しさを感じることもありますが、それによって業務改善に結びつくことが多く、大変ですがやりがいのある仕事だと思っています。
社内のみんなが、様々なことを言ってきてくれるので、“なんでも屋さん”みたいになってしまい、ついパンパンになってしまうこともありますが、誰かに業務を割り振るなどして、手を空けていくことも大事だと考え、実践するようにしています。
社内への連絡やさまざまな手続きなど、ほぼすべてにかかわるので、普段は業務でかかわらない人も多くいますが、おそらくわたしのことはみんなが認識してくれていると自負しています。
なにか困ったことがあったら、「伊原に言えばなんとかしてくれるかな」と思ってもらえるポジションになれていたらいいなと思います。
入社した当時は男性が多くて、黙々と仕事をしているイメージでした。
シーンと静かなことが多かったのですが、ここ5-6年で女性社員も少し増えて、入り口でお客様を出迎える挨拶や、気配り、明るさなども職場の雰囲気改善に貢献していると感じます。
今ではスタッフ同士も明るく、コミュニケーションが活発になってきて全体的な空気が丸くなった気がします。
辞める人が少ない。長く勤める人が多いので、居心地が良いのだと思います。
いくつかの部署があるので、キャリアアップしたい人にとっては異動して新たな業務を経験できるのも魅力でしょうか。有給休暇も取得しやすいし、急に休むことになってしまっても必ず代わりに誰かがサポートに入るようになっているのも働きやすさの一つだと思います。
わたしは子どもを産んでも働きたかったので、二回の産休と育休を利用しましたが、それまでは前例がありませんでした。
第一子のときは一年で復帰の予定でしたが、保育園の空きがなく、育休を数か月延長しなければならなくなったのですが、会社には柔軟に対応してもらえましたし、職場のみんなが受け入れてくれる雰囲気にもとても助けられました。
今も、急に子どもが熱を出したりするなど、何があるかわからないという状態ですので、自分が休むことで迷惑がかからないよう、自分がいなくても業務がまわるようにしなければならないと思っています。
全社的にも「誰かが休んでも誰かがカバーできる」という仕組みづくりに向けて取り組みを進めています。
DX化を進めてもっと業務効率をあげたいと考えています。
現状、電話やファックスなど、紙ベースのものが多いのですが、アナログに頼ると個人に依存する部分も多く、エビデンスを残しにくいなどのデメリットもあると感じます。
年末調整などの手続きを電子化するなど、数年前から徐々に改革を進めている段階ですが、今後も社内の課題解決に向けて取り組んでいきたいと思っています。
新入社員研修については、オリエンテーションや社労士による研修プログラムの実施、商品知識を学ぶためのショールーム見学(5-6社)、社内各部署での座学研修や実習など、充実したプログラムを準備しています。もちろんわたしもサポートしますので安心してください。
一緒に業務の効率化やより良い職場づくりに向けて改革を推し進めてくれるような方が入社してくださったらとても嬉しいです。
営業チーム全員で
地域の工務店さんを応援する!
営業部
入社29年目 桐山さん
情報経理の専門学校でイベントプロデュースを学んでいました。
すでに印刷や広告関係の会社から内定をもらっていましたが、転勤が多そうだったり、本社が関東ではないなどの理由でちょっと迷っていたところ、先生から習志野市が本社の秋山木材という会社があるので話を聞いてみたらどうかと勧められました。
木材や建築業界にはまったく興味はありませんでしたが、面接に来てみると、当時社長だった先代の人柄がとても良かったのと、初任給も良かったので、秋山木材で働いてみようかなと思いました。
入社してからの仕事は配送でした。今の業務部です。
木材を運ぶ仕事は体もきつくて大変だったので、当時はなんでここに来てしまったのかと思う日々でした。毎日辞めたいと思っていましたが、会社に勢いがあったし、自分も若かったし、だんだん慣れて、そのうちに楽しくなっていきました。
四年目あたりからは工務店さんとのかかわりも増えて担当を持つようにもなったので営業部への異動を打診されましたが、配送業務に残りたくて一度は断わりました。
しかし再び打診された際に、そんなに言ってもらえるならやってみるかと気持ちが動き、営業部に異動しました。
秋山木材は地域の工務店さんを応援する会社です。営業に移ってから4,5年は外回りとしていくつもの工務店さんを訪問していましたが、現在は積算室という部署で、見積りを作成したり、受発注がメインの業務をおこなっています。
外回りをしない営業という感じでしょうか。
業務についてはなるべく他部署連携を心がけています。
部署の垣根を越えて、ほかの部署を巻き込み、できるだけみんなでやっていこうという空気がいいなと思っています。
自分の業務しかしないというのではない現在の協力的な職場の雰囲気は、とても良いと感じています。
みんなに協力してもらえてとても助かっています。
営業は、向き不向きではないと自分は思っています。
うまくいかなかったことをいつまでも引きずるのではなく、早く気持ちを切り替えられることが大事。
数字がいったからどうとか、いかなかったからどうとかではなく、次への切り替えが早いことが一番大事だと感じます。
いつも笑顔で大らかで、失敗を引きずらない後輩がいますが、お客さんにとても好かれて、結果売り上げが伸ばせています。
好かれるということは人間関係ができているということなので、ミスもたいしたミスではなくなることがありますが、人間関係ができていないと、同じミスが大ごとになって商売がうまくいかなくなる。
自分は切り替えが苦手なタイプなので、後輩をすごいなと思います。
秋山木材の営業は、ひとりひとりに目標数字はありますが、全員の合計数字、合計目標を、全員で突破しよう、全員で乗り切ろうという意気込みでやっています。
良い時も悪い時もありますが、誰かが悪いときは誰かがフォローする。
それができているので会社が続いている。まあまあ合格点なのかなと思っています。
先代の頃は、見て学べという時代で、よく怒られたり、がむしゃらに働けという感じでした。事務所内もシーンと張り詰めた空気でしたが、先代がなくなって今の社長に代わってからは、だんだんと穏やかな雰囲気になっていきました。
社長が自らみんなに声をかけてくれたり、世間話で笑ったりするなど、今の社長が作った空気感のおかげで、ひとりひとりとの距離が近くなっていきました。
よくここまで変わったなと思うこともあるほど、今の秋山木材の会社の雰囲気はめちゃくちゃいいと感じます。
会社を存続させていくためには、これからの時代を担う若い世代の働きやすさに照準をあわせていくべきだと考えています。
自分を含めた昭和世代が一番やりやすいやり方をしているようでは次の世代がついてこない。
いくらでも魅力的な業界、就職先があるなかで、材木屋を選んでもらうことは大変な気もしますが、今の社長は、今の時代に合わせた考え方を率先してやっているように感じます。
自分の機嫌が悪いと不貞腐れたようになって頼みを断ってしまうようなことがあるので反省しています。
年齢的にもそんなことをやっている場合じゃないというジレンマがあるので、もっと人として成長して、社内を上手く動かせるようになりたい。
全員に頼られる人間になりたいと思っています。
叩き込まれて仕事を覚えた自分たちとは考え方も価値観も違う方々と一緒に働いています。
冷静さを欠きそうなときこそちょっと立ち止まって深呼吸してみるとか、ちゃんと我慢のできる人間になりたい。
今からでもやるだけやって変わっていけたらいいなと思っています。
中堅という立場になって、みんなをサポートしつつ自分の仕事もしなければならないのですが、自分に余裕がないと営業のみんなが頼みにくい空気を作ってしまうので、もっと仕事に筋道をつけてやっていかなければと考えています。おかげさまで社長とは話しやすいので、相談に乗ってもらいながら進めていきたいと思います。
ずいぶん前に上司から、外も営業だけど中も営業だと教えられたことがありました。嫌だと思う人の頼みは聞きづらいものなので、社内であってもお願いするときにはそれなりの言い方をする、自分の方から近づいて話をするなど良い関係を築いていくことを意識してやろうと思います。
興味のない業界や職種であっても、自分のように長く働き続けることができる会社に出会うことがあります。
秋山木材は働きやすい会社ですが、もしほかの会社を選んだとしても、そこで一生懸命に頑張ってほしいなと思います。
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